「敬愛自尊」

昭和41年に韮崎中学校,甘利中学校の二校が統合して韮崎西中学校が誕生しました。
以来校訓「敬愛自尊」の教えを受けて多くの先輩たちが巣立っていきました。
どの学校にも生徒たちをどの様な姿の子供に育てるかという「ねらい」と,「目標」があります。その「ねらい」が校訓であり,具体的な目標が「学校教育目標」であります。
最近,社会の変化は急激であり,情報化、国際化等の進展と科学・情報通信技術の急速な発展により,人と人とのつながりの希薄さや,また一方では「人間喪失」などといわれる人間としてのあり方が問われています。
科学技術の進歩も物質文明の向上も大切ですが,人間が人間らしく生きるためには,古今東西を問わず,人の心のつながりがなくてはなりません。社会は人と人との関係において進歩向上していくものです。この様に考えるとき,校訓の「敬愛自尊」は,今日的な教育課題をふまえ重みをもったすばらしい校訓だといえます。その意味するところは,「人を敬い,慈しみ,自分を尊び,自らを高める人になろう。」というもので,人間が人間らしく生きていくための基本を示しています。